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2011.7 松ヶ崎城跡植物観察会 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会 |
松ヶ崎城跡にある様々な植物、それは山野草の類で地味かもしれませんが、最近ではみかけないものもあります。 当会では、その観察会を柏自然ウォッチャーズの皆さんのご協力を得て行いました。 (撮影:染谷 毅)
【松ヶ崎城跡の植物】
松ヶ崎城跡には一見雑草のように思いますが、結構希少植物もあるようで。 城跡の西側虎口付近で、解説をする柏自然ウォッチャーズの方と参加者(左)。思わず引き寄せられた大輪のユリの花(右)。 |
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アキノタムラソウ、オトギリソウ
アキノタムラソウは群落を作っています。オトギリソウは黄色い花ですが、血が飛び散ったような黒っぽい斑点が葉にあるのが特徴。 |
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![]() ヤマユリ
ヤマユリは大きくギザギザのある花弁が特徴的。 山野草の女王のような風格を感じます。 |
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![]() 面白い由来の名前の花
チダケサシは、食用キノコである乳蕈(チダケ)を取ったとき、この茎に刺して持ち帰ったことから、その名が「乳蕈刺し(チダケサシ)」となったという由来があります。 チダケサシは結構珍しくなったようで、今は柏市内でもあまりないそうです。チゴユリ(稚児百合)は小さいユリという意味ですが、春に花が咲き、黒い実をつけます。「恥ずかしがり屋」という花言葉だそうです。 |
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![]() その他城跡に生えている植物
城跡には、他にも色々な植物が生えています。不動尊跡周辺にボタンクサギというのがありますが、これは漢字で書くと、「牡丹臭木」。 牡丹のような華麗な花なのに、異臭がするからですが、もっと良い名前を付ければいいのにと思います。 |
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![]() ムラサキツユクサやドクダミは、堀底など低く湿った場所に生えています。 |
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![]() 自然のままで
今まで城跡に植樹を行ってきましたが、サクラ、コナラなど落葉広葉樹ばかりです。 下草はどんどん伸びますが、希少植物を残して草刈りをしています。 人工的な公園のようにするのでは、城跡らしくありませんので、自然のままの方が良いと思います。 |
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