第5回 松ヶ崎城まつり

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会では、第5回目の城まつりを2014年度のイベントとして行いました。また祭りにあわせて看板の設置も行いました。以下、その内容を報告します。

(写真撮影:若山会員他)



【第5回目の城まつり】


 今回、松ヶ崎城祭りとしては5回目になりますが、その前週の日曜日には手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会創立15周年記念講演と演奏の集いを行いましたので、二週連続の行事です。ともかく第5回松ヶ崎城祭りは、2014年11月16日(日) 午前10時から午後3時前まで行われました。
 晴天にめぐまれ、9時には準備委員の準備が始まりました。

 午前10時からのオープニングのあと、ささやかながら「松ヶ崎城跡」の看板の除幕を行いました。 午前10時半からは見学会。午後1時半からも含め、2回の見学会には、のべ50人くらいの方が参加されました。 
 11時からの柏中央高校吹奏楽部の演奏には100人くらいの観客が聞き入っていました。 今まで祭りでの演奏は、和太鼓、尺八といった邦楽や、管弦楽での郷愁を覚える日本の叙情歌、果てはロシア歌謡などでしたが、なんと曲のなかには演歌メドレーや若大将シリーズ、天城越えまでも。少し意外性がありましたが、さすがの迫力でした。高校生の皆さんに加え、顧問の先生や校長先生もご来場いただきました。
カンボジアに学校を贈る会によるアジアの小物・雑貨等の販売、コーヒーのほか、定番となった焼き芋や野菜の販売も。焼き芋は南増尾と船橋の農家から仕入れました。

 祭り全体では、300人ほどの人出となりました。

 なお、樹木里親の会の残金約10万円を使って、事前に「松ヶ崎城跡」という看板をバス通りに面した台地中段に設置しました。 ここが城跡だということを示すためです。

 

会場 受付風景

【看板物語】


僕は松ヶ崎城跡の看板。 高柳の工場で作られて、松ヶ崎城跡まで運んでこられたんだ。 おじさんたちに、松ヶ崎城跡に建ててもらった。 道路の方を向いて、ここが城跡だという目印になるんだって。 みんな、僕に注目してね。 これからもよろしく。。


看板1 設置1
設置2 設置3





【恒例の見学会】


 例年通り見学会の説明は、当会会長が行い、台地東側の古墳の解説から。さらに古墳の一つで城の物見台として使われたと思われるものにのぼってもらいました。
 前週にあった間宮先生の「松ヶ崎城の性格を考える」という講演の内容も交えた解説としています。物見台、門跡、郭内、土塁や堀、虎口の様子などを見てもらい、城の構造や特徴について解説しました。  南側虎口を通って、下の腰郭にむかい、腰郭の一つにあるお不動さん跡では、不動尊に保存されていた絵馬(現存せず)の話もしました。


見学会 見学会2

【柏中央高校吹奏楽部の演奏】


 今回、柏市松ヶ崎にある県立柏中央高校の吹奏楽部の皆さんに、吹奏楽の演奏を行っていただきました。 チューバ、ドラムといった楽器や椅子、譜面板などの器材を高校から軽トラ、ワンボックスカーで運び、生徒さんは整然と入場しました。
 見学会の時に音合わせ、見学会を終えて帰ってきた人たちを含めた聴衆の前で、演奏が開始されました。 

演奏1 演奏2

 新しい曲から演歌まで、特に「天城越え」「北酒場」といった懐かしい歌謡曲が印象的でした。 100人くらいの観客からはアンコールの声もおき、最後は「故郷」でしめました。 後片付けも整然とスムーズに行われました。
 柏中央高校の名前入りの御煎餅まで頂きました。皆さん、お疲れ様でした。


演奏 演奏

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