特幹の歌

特幹の歌

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会




特幹の歌



  特幹とは陸軍特別幹部候補生のこと。昭和18年(1943)12月14日、「航空、船舶、通信、技術等関係部隊ノ戦力ヲ急速ニ強化スル為実務教育ヲ主トスル下士官補充制度」として旧陸軍がつくった制度により、年若い兵が下士官となるために厳しい訓練で短期養成されました。 若い特幹の意気込みのこもった歌で、戦争末期に太刀洗陸軍飛行学校などに入った後、彼らの多くが過酷な運命をたどったことを考えると哀感の漂う歌といえます。


特 幹 の 歌

作詞 清水かつら  作曲 佐々木俊一
昭和19年(1944)
1 翼輝く 日の丸に
  燃える闘魂  眼にも見よ
  今日もさからう  雲切れず
  風も静まる  大刀洗
  ああ特幹の  大刀洗


2 強く雄々しい  若松に
  匂う暁  宇品港
  ゆくぞ波風  岩も裂く
  船の男児の  心意気
  ああ特幹の  心意気


3 吹けよ朝風  初陣の
  翼さやかな  肌ざわり
  胸の火玉に  昇る陽に
  命捨て身の  武者ぶるい
  ああ特幹の  武者ぶるい


4 叩く敵陣  矢がつきりゃ
  なんの当身の  弾吹雪
  母もみている  きいている
  船と翼の  勝ち名乗り
  ああ特幹の  勝ち名乗り





楽隊
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