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北小金の歴史散策 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会 |
手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会では、「北小金の歴史散策」を新春のイベントとして行いました。以下、その内容を報告します。
【今回の見学会】
手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会主催の「北小金の歴史散策」は、1月20日(日)に行われました。 |
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<JR北小金駅に集合〜南口から出発> | |
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【根木内城跡と周辺】 中世城郭の遺構がよく残った根木内城跡
根木内城は、戦国期に高城氏が築城したと言われていますが、高城氏が当地を支配する以前からあったとも考えれる城で、城跡の中央を国道6号線が横切り、西半分が宅地化した今も
東半分の遺構はよく残り、深い堀や土橋、土塁などが残っています。また根木内の交差点をはさんで対面にある行人台にも、本格的なものではない堀跡などが検出されていて、一時的に根木内城と機能分担するような城跡があったことが確認されています。 |
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![]() 根木内城跡の北側湿地帯
根木内城跡の北側にあります湿地帯には、いろいろな植物が群生しています。例えば、今回氷が張っていましたが、土橋のある堀底を北へ下っていったところにある池には、
稀少植物であるミクリが群生していますし、水湿地特有のヨシ、ヒレタゴボウなどのほか、絶滅危惧種のタコノアシも生えています(写真左側:ミクリ群生の池、右側:2007年9月撮影の湿地帯)。 |
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![]() 【根木内城跡から慶林寺へ】 高城氏ゆかりの慶林寺
根木内城跡の北側の湿地帯を横目に川を遡る形で進み、東雷神社の横の跨線橋を渡って線路沿いに西に進むと、またJR北小金駅に戻ってきます。今度は本土寺参道を北へ、路地に入って鹿島神社を見た後、慶林寺へ。 |
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![]() 【小金城跡】 高城氏ゆかりの巨大中世城郭
次に回った、小金城跡は高城氏の居城であり、小金宿と一続きの台地の北側にあります。東西800m、南北600mほどの大きな城で、現在、「本城」と呼ばれる主郭部分は住宅地となったほか
殆どが宅地化されています。わずかに達磨口という部分と現在歴史公園になっている金杉口の部分だけ、遺構が残っています。小金城を小金大谷口城とも言いますが、大谷口の地名は鎌倉時代からあったそうです。 |
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![]() 金杉口で午前の部はお疲れ様
天候に恵まれ、史跡と自然に接し、適度に運動もしたので快適でした。ここで、午前の部は終わり、同行して頂き、分かりやすい説明をして下さった中山先生に御礼を申し上げました。
写真は、金杉口の畝堀と集合写真。 |
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