第3回 松ヶ崎城まつり

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会では、第3回目の城まつりを2012年度のイベントとして行いました。以下、その内容を報告します。

(写真撮影:若山会員他)



【第3回目の城まつり】


 2011年度は除染と音楽の調べを行った関係で、松ヶ崎城祭りとしては2010年度に続き3回目になりますが、手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会主催の松ヶ崎城まつりは、2012年11月18日(日) 午前10時から午後4時前まで行われました。
 前日の大雨がうそのように晴れましたが、風は結構強かったです。

 午前10時からのオープニングでは、アルペジオさんのフルート、バイオリンで、懐かしい曲の演奏が行われました。
二番手は呼魂太鼓さん。前回同様に大勢で勇ましい太鼓、鉦の音と巧みなばちさばき、大利根激流太鼓はオリジナルの流れるリズムが印象的。 最後のアンコール曲では大しゃもじで「めしとる」パフォーマンスもあり、盛り上げてくれました。  午前、午後2回の見学会には、のべ40人くらいの方が参加されました。古い大正頃の演歌や三味線を弾きがたりの茗荷さん。以前弁天様の使いの噺がありましたが、今回は「増尾の狐」という不思議噺を披露して頂きました。 
 それから午後はビンゴゲームも。26名の参加で盛り上がりました。尺八は 輝簫さん。尺八の構造など詳しい説明もありました。
朝方、マルキン松ヶ崎店の社員の方々には清掃をして頂き、感謝です。 今回松葉町のアーシアンさんのアジアの小物・雑貨等の販売のほか、疎開支援の会からは南相馬の漬物などの出店がありました。カンボジアのコーヒーに焼き芋も好評でした。焼き芋は南増尾の農家から仕入れましたが、早くに完売。

 祭り全体では、今回も前回並みの、300人ほどの人出となりました。誰かがロシア語の歌も歌っていましたが、来場者にもロシアの方がいたようで。

会場 受付風景

【オープニングの演奏と和太鼓】


柳沢副会長の開会宣言、森会長のあいさつの後、オープニングでアルペジオさんのフルート、バイオリンの演奏があり、ノスタルジックな曲に皆聞き入っていました。次に呼魂太鼓さんによる和太鼓の演奏が行われました。演目は、「打弾」、「ぶち合わせ太鼓」、 「双竜」、「紅竜囃子」・・・。「大利根激流太鼓」は川の激しい流れのリズムが特徴的。吉田宗家以下のベテラン、若手の混成チームで勇壮な演奏をして頂きました。


アルペジオ 呼魂太鼓1
呼魂太鼓2 呼魂太鼓3





【恒例の見学会】


 今年は「柏の歴史遺産 松ヶ崎城跡」というDVDを作成しましたが、それは松ヶ崎城跡を元アナウンサーの女性リポーターと当会会長がまわるというもの。同じ行程をたどって見学会を行いました。
 見学会の説明は、当会会長が行い、台地東側の古墳の解説から。さらに古墳の一つで城の物見台として使われたと思われるものにのぼってもらいました。
 物見台も含めて、古墳は三基あります。門跡、郭内、土塁や堀、虎口の様子などを見てもらい、城の構造や特徴について解説しました。  腰郭の一つにあるお不動さん跡では、不動尊に保存されていた絵馬(現存せず)の話などを行いました。


見学会 絵馬

【演奏とゲームなど】

茗荷さんは演歌と三味線がたり

 茗荷さんは、「松ヶ崎城節」と大正頃の演歌。またお馴染、三味線がたりです。 以前布施弁天のお使いの話がありましたが、今回は「増尾の狐」という不思議噺で面白かったです。
 さらに、輝簫さんの尺八演奏では、曲の演奏と尺八の構造の詳しい説明などもありました。

茗荷さん 尺八演奏

野外ゲームに焼き芋

 従来行っていたスタンプラリーの代わりに野外ゲームとして、ビンゴゲームを行いましたが、数字ではなく、キーワードを自分で書き込むタイプのもの。キーワードは松ヶ崎城に関連あるものを予め選びました。お子さんからお年寄りまで26名の参加がありました。
 松葉町のアーシアンさんのアジア雑貨などに加え、福島原発事故からの疎開支援の会は南相馬の漬物などの出店で、大勢のスタッフが来られていました。カンボジアのコーヒーは、カンボジアに学校を贈る会。 当会は焼き芋、お茶類、DVD、本を販売しました。焼き芋は南増尾の農家から直に仕入れ、美味しいとすぐに売り切れになりました。皆さん、お疲れ様でした。


焼き芋を焼く 美味しい

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