2019/4/29講演会

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会




テーマ:「柏飛行場と航空部隊」


講師:森伸之 (軍事史学会会員)
日時:2019年4月29日(祝・月)14時〜16時

場所:アミュゼ柏 プラザ 

会費:500円(資料代) 



 さる2019年4月29日、アミュゼ柏 プラザにおいて、当会は「柏飛行場と航空部隊〜陸軍航空部隊と航空教育、軍隊生活をめぐって」と題した講演会を行いました。 おりしも「昭和の日」というタイミングでの開催です。 なお、当日は手話通訳付きとなりました。

主催 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

HP: http://www.matsugasakijo.net/


当日講演会の様子など

 
 柏飛行場は日中戦争開戦後に開設された陸軍飛行場で、調布、成増、松戸、印旛などとともに「首都防衛」の飛行場として位置づけられました。 今回、防空に関する考え方、柏駐屯部隊の変遷や実際に駐屯していた戦隊の元隊員からの聞取り内容が語られ、さらに遡って陸軍航空教育などにも触れられました。
 昭和20年(1945)3月を境にして、陸軍は積極防空から方針を転換して、空中要員や戦闘機の温存を続けました。 その前後、老朽化した戦闘機を防弾板を外すなどして軽量にし、B-29への体当たりまで行われたということです。 一方において、高高度を飛ぶ米軍機に対して、日本の戦闘機の高高度性能の弱さを補うために、ロケット戦闘機秋水が開発されたが実用化に至りませんでした。 そして東京大空襲など、首都圏を含め大きな空襲の惨禍があり、ついには敗戦となりました。
 今回の講演が不戦の誓いを振り返り、平和を見つめ直す機会となればと思います。







          
森講演 会場であるアミュゼ柏 プラザには、多数の来場者が。80人ほどの来場でした。
講演題字 講演会の題字は会員提供のものです。
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司会 司会は富澤美奈子さんです。
資料展示された航空教育関連の資料(陸軍航空学校下志津分校の参考書ほか)。
疾風ホワイエには戦闘機の絵や松ヶ崎城跡の桜の写真も。 


 


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